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1950年代から70年までクヒオ通りからアラワイ通りの間には、1階かせいぜい2階建ての古い木造建物が多くあり、多くが貸し部屋の不思議な空間だった。本土からやって来る若者がまず最初に落ち着く地域だった。高層ビルのホテルが建ち始めたカラカウア通りとは別世界であり、人々はこの地域を「ワイキキ・ジャングル」と呼んでいた。

かつては怪しかったクヒオ通り一帯がこの10年ですっかり風変わりして、改装されたホテルに新しいオシャレなレストランが並ぶようになった。「ワイキキ・ジャングル」の住民にも親しまれてきたコロナ禍前の2年前に閉店したスーパー・マーケット「フード・パントリー」が生まれかわる。

60年にわたって営業を続けてきた「フード・パントリー」が閉店した後、新たなビル「リリア・ワイキキ(Lilia Waikiki )」が建設されきた。裏にあった大きなバニアンツリーだけが1本残されているが、ワイキキの歴史を知る大きな木々はすべて伐採されてしまった。「ワイキキ・ジャングル」の面影はここにない。

インターナショナル・マーケットなどの地主であるクィーン・エマ土地が開発会社と65年のリース契約を結び、ここに賃貸用の402戸の住居部(アパート)と商業施設の建物を建設することを決めた。高さが85mもある28階の高層ビルだ。東向かいの3階建てのアパート4棟は取り壊されないで、改装工事が終わり新たな人たちがすでに去年から入居している。

402戸のアパートの住居部はダイヤモンドヘッド側の高層ビルに、西側の低層部の1・2階には、旧フード・パントリー(フードランド)が大きなスーパー「ザ・マーケット・アット・ワイキキ(The Market at Waikiki)」と名前を変えてオープンする。建設工事も完成が見えてきた。完成は当初11月になっていた。完成が今春の予定に遅れたが、春にはオープンしそうもない。完成は早くても6月後半か、7月の夏になるだろう。

この地に「ワイキキ・ジャングル」があったことを忘れさせる巨大ビルの出現だ。完成すれば、人の流れが変わることは確かだろう。

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