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今日(2日前)のハワイの新たな感染者は4,204人、オアフ島で2,974人、ハワイ島で408人、マウイ島564人、カウアイ島185人、モロカイ島12人、ラナイ島5人。これまでの感染者数の合計は138,646人。新たな死亡者は1人、死亡者合計は1,102人。ワクチン接種率は74.7%。
オアフ島:98,601、ハワイ島:15,387、マウイ島:14,925、カウアイ島:5,087、モロカイ島:506、ラナイ島:247

スティーブン・スピルバーグ監督が、1957年にブロードウェイ・ミュージカルとして誕生したウエスト・サイド・ストーリーを映画にして12月にロードショウが始まった。映画化は2度目で、1961年のナタリー・ウッド主演の作品はアカデミー作品賞を始め、10部門でアカデミー賞を受賞した大ヒット作だ。マリアを演じたナタリー・ウッドの美しさに息をのんで観賞したのを覚えている。

ウエスト・サイド・ストーリーはもちろん、シェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」を1950年代のニューヨークを舞台に現代風に焼き直した作品だ。ウエスト・サイド・ストーリーの舞台は、ニューヨーク市ウエスト・サイド・マンハッタン。1990年半ばまで「アメリカ大陸でもっとも危険な地域」とされ、治安の悪さからヘルズ・キッチンと呼ばれていた。

近くには世界最大のバス交通量を誇るバス・ターミナルがある。マンハッタンとニュージャージ州をつなぐリンカーントンネルを抜けるとすぐにバス・ターミナルに着く。大陸横断のグレンハンド・バスに乗って、1979年にシカゴからニューヨークに一人旅をした。

宿泊したのは、グレンハンドのバスターミナルの近くにあるYMCA。当時1泊$30でお釣りの来る貧乏学生が利用する安宿。トイレとシャワーは共同で、狭い部屋にはベッドと机があるだけの部屋だ。もちろん、付近はあまり勧められるような地区ではない。ここを拠点に2週間ほどマンハッタン中を歩いた。

前置きが長くなったが、このウエスト・サイドのヘルズ・キッチンに昨年末から話題の日本からの新婚カップルが生活している。やっと騒動が落ち着き、最近では話題にも上がらないで忘れられようとしている。かつてプリンセスだった彼女には厳しい報道規制があるのだろうか。

彼女がニューヨークに着いてしばらくすると、英国のタブロイ誌「Daily News」が彼女のショッピング姿を公開した。元プリンセスが1人でBed Bath & Beyond でハンガーやバスタオルを買い物する姿が撮られていた。ショッピングの後には道に迷い、行ったり来たりする姿も動画で紹介されている。日が暮れ始め一人で大丈夫なのか。人通りの多い場所で、両手に荷物を持ち行き来する姿には他人ながら不安になる。

2人のウエスト・サイドの新居は英国のタブロイ誌などに公開されて、検索すれば簡単にわかってしまう。恐ろしい世の中になったものだ。2人が住むビル周辺の様子も、今ではグーグルマップのストリートヴュで簡単にチェックできる。周辺を歩くように少しチェックしてみた。

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玄関を出て左を見ると

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玄関を出て右を見ると

夫が務めているはずの仕事場は、ロックフェラーセンターから1ブロックの住居から0.8マイル(1280m)で歩いて16分の距離にある。元プリンセスが買い物をしたBed Bath & Beyond は、リンカーンセンター前にあり住居から0.92マイル(1472m)だから、ブロードウェイを歩けば19分で行ける。

2人が住んでいるウエストサイドの9番街沿いには多国籍のレストランが数多く並んでいる。外食が簡単にできる。玄関を出て右に行けば、サンドイッチの「サブウェイ」、左に行けば多国籍のレストラン巡りが歩いてできる。

近くには庶民のイタリアン「Sesamo」に「Melograno」があり、美味しいパスタにありつけただろうか。日本食が恋しくなれば、「生け花ぜん」でお任せ寿司($58)、「ヤキトリ鳥心」でシェフのお任せ($100)、「トットラーメン」で味噌ラーメン($15)、ギョーザ($8)もいいだろう。

賢い2人なら一般に知られてしまった住居からすでに転居しているかもしれない。2人のウエストサイド物語が、映画のように悲劇になってはいけない。2人のウエストサイド物語がどんなものか、新作の映画紹介を見て少し気になった。いつか元プリンセスが彼女のウエストサイド物語を公に語ることがあるのだろうか?


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