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今日(2日前)のハワイの新たな感染者は214人、オアフ島で169人、マウイ島9人、ハワイ島で23人、カウアイ島6人、モロカイ島0人、ラナイ島0人。これまでの感染者数の合計は89,593人。新たな死亡者は0人、死亡者合計は1,058人。ワクチン接種率は73.1%。
オアフ島:60,812、ハワイ島:11,892、マウイ島:10,190、カウアイ島:3,285、モロカイ島:255、ラナイ島:145

今日の午後、ホノルル市長が法案に署名して現在10.25%のホテル税がさらに3%加算され13.25%なることが決定した。来年より施行される変更されたホテル税は、58%が一般会計、33%が鉄道建設、8%が公園やビーチなどの天然資源特別基金に使われる。その配分は2年後には50%が鉄道建設、42%が一般会計、8%が公園やビーチに変わる。

ホテル税は大幅に資金が足りない鉄道建設のための観光客に課する税金だ。アメリカ国内で最も高いホテル税になる。これに一般消費税(GE)4.712%が加算され、ホテルに宿泊すれば税金だけで17.962%となる。ホテル税を3%上げたところで、鉄道建設費の巨額の赤字を埋めるにはスズメの涙ほどで焼け石に水だ。

観光客にとって懐の痛いニュースだが、ホテル税に加えてハワイにやって来る観光客に環境料金(グリーンフィー)を請求するという案が新たに検討されている。ハワイの天然資源を保護するプログラムを直接支援するための「再生観光料金」を設定することを提案している。ホテル税の収益のわずか8%しか観光客に還元されないのがおかしい。

世界に目を向けると、ミクロネシアのパラオは「グリーンフィー」として航空券に100ドルの料金を加算している。エクアドルのガラパゴス諸島も100ドルの入島料を徴収し、収益を天然資源の保護、管理に振り向けている。そんな実例が12か国もあると推進派は指摘する。

ハワイ州は過去20年、天然資源と保全に費やす金額は年間運営予算の1%にも満たないお粗末なものだ。2021年の州議会の会期中に、ホテル料金に20ドルのグリーンフィーを追加して徴収する案が提案された。この法案は今回は通らなかったが、これから鉄道建設推進派によって採決されるかもしれない。

ダイヤモンドヘッドにハナウマ湾の入場料が上がったばかりだが、入場料の値上げの可能性がある。ヌアヌパリ、ラニカイピルボックス、カイルアビーチ、ココクレーター、ラニアケア、マノア滝、マウナウィリ滝、マカプウ灯台トレイル、カウアイ島のワイメアキャニオンなどの個々の観光地も有料化が検討されている。

鉄道建設の大幅な赤字を補填するには方法は一つ。取れるところから金を巻き上げることだ。ハワイは自然をテーマにしたテーマパークだ。テーマパークには入場料が必要であり、個々の観光地では利用料を払わなければならない。これが政治家の発想のようだ。コロナ後の世界は変わる。ハワイも大きく変わるようだ。


*レインボーカウント: 今日は午後5時前に出現 2021年 106日


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