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今日(2日前)のハワイの新たな感染者は72人、オアフ島で36人、ハワイ島で15人、マウイ島で17人が確認されている。これまでの感染者数の合計は30,980人となった。新たな死亡者は2人、死亡者合計は473人。
オアフ島:23,871、ハワイ島:2,604、マウイ島:3,165、カウアイ島:199、ラナイ島:111、モロカイ島:34

オアフ島で2017年6月より始まったホノルル市のレンタル自転車、バイクシェアプログラム・ビキ(biki)が事業を縮小している。やっとホノルルの街の風景にも馴染んできた所のコロナウイルスの出現で、公共のレンタル自転車ビジネスは大変だ。

ダイヤモンドヘッド入り口からチャイナタウンに至る地域に100の自転車スタンド&1,000台のレンタル自転車で始まったシステムは、133のスタンド&1,300台の自転車に増やしたところに、運悪くコロナがやって来た。

ビキ(biki)と呼ばれるレンタル自転車は、自転車のバイク(bike)とハワイ語の「早い(wiki)」の造語だ。ダイヤモンドヘッドからハワイ大学、カイムキ、キングストリート沿いからチャイナタウンを越えたドールキャナリーまで網羅して、上手く利用すれば手軽な便利な乗り物だ。コロナ禍前には、ワイキキとアラモアナ間が最も利用されていた。

2019年は初めて年間の観光客数が1,000万人を超え、ビジネスはこれからという所だった。一年を通じて安定した天気のハワイでは、季節に関係なく利用者数が期待でき、ホノルルでは毎週およそ27,000回、年間140万人の利用があった。

開始より2年を過ぎて2019年にレンタル料の値上げをしたばかりだった。初期投資費ローンの返済と運営費でずっと赤字だった事業がこれから利益を上げようとしたところのコロナ禍との遭遇だった。コロナがなくても、利益が出るのは上手くいってあと4年はかかると言われていた。

すでに昨年から少しずつバイクステーションが撤去されてきたが、この月曜日にバイクシェアハワイが利用者の減少を受け事業の縮小を発表している。利用者がない場所でのバイクステーションでは、自転車が壊されたり、タイヤが引き裂かれるなどのバンダリズム(破壊行為)もある。

ステーションを撤去するほか、コールセンターなどの営業時間などが短縮され、サービスの60%削減を行う。継続すれば赤字が更に膨れ上がる事実から、事業の縮小は当然だろう。コロナ禍で我々の税金からいつまでも赤字を補填していくわけにはいかない。ホノルル市がいつまで持ちこたえられるのだろう。ビキの将来はどうなるのだろう?



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