楽園ハワイと私

2002年、カリフォルニアよりハワイに引っ越してきました。ホノルル・ダウンタウンに住んでいます。

2021年08月

ハワイで感染の酷い地区

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今日(2日前)のハワイの新たな感染者は720人、オアフ島で468人、マウイ島73人、ハワイ島で139人、カウアイ島34人、モロカイ島0人、ラナイ島0人が確認されている。これまでの感染者数の合計は62,949となった。新たな死亡者は0人、死亡者合計は589人。ワクチン接種率は63.1%。入院患者数は429人。
オアフ島:44,334、マウイ島:7,338、ハワイ島:7,569、カウアイ島:1,277、ラナイ島:131、モロカイ島:159

コロナウィルスが感染する最悪の環境がハワイのある地区にある。感染拡大地区の一つにオアフ島の西に位置するナナクリとワイアナエのリーワード地区は、過去14日間でオアフ島で最多の感染者を出している。

感染力の強いデルタ変異株がワクチン接種率の低い地域で猛威を振るっている。アメリカ本土ではルイジアナ州やアラバマ州など南部のワクチン低接種率の州で感染が拡大している。オアフ島のリーワード地区のワクチン接種率は島で最も低く、人口の35%以下となっている。その率は6月以来あまり変わっていない。

ワクチン接種率が低い上に、リーワード地区では大家族で生活する人たちが感染して、家庭内感染が拡がっている。この地区では一軒の家で10人近くが生活している家庭は珍しくない。狭い空間では隔離も簡単ではなく、一人が感染すればあっという間に家族間に感染が拡がる。

ハワイの今日と明日の感染者数は週末の数でウィークデーよりも少なくなる。明後日の水曜日の感染者数に注目が集まる。感染拡大に伴い、ホノルル市長は新たな制限を加えることを決定した。9月13日よりレストランやジムに入るにはワクチン接種証明か48時間以内の陰性証明の提示が必要になる。

この週末はレイバーデー祭日の連休で、集まって最後の夏の週末を楽しむ人たちでビーチなどが賑わいそうだ。感染拡大はまだまだ止まりそうもない。自分で自分の身を守るしかない。

*大谷翔平、42号ホームラン! 

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ハワイはまた感染最多記録更新?

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今日(2日前)のハワイの新たな感染者は1,678人、オアフ島で1,239人、マウイ島147人、ハワイ島で214人、カウアイ島55人、モロカイ島1人、ラナイ島2人が確認されている。これまでの感染者数の合計は62,229となった。新たな死亡者は2人、死亡者合計は589人。ワクチン接種率は62.6%。
オアフ島:43,866、マウイ島:7,265、ハワイ島:7,430、カウアイ島:1,243、ラナイ島:131、モロカイ島:159

感染拡大で検査データーが処理できなくなっているようだ。今日の新規感染者の多さに驚いたが、内容は過去10間ほどの処理できなかった少なくとも700~800人のデーターが今日に加算されたためだ。初めてのことでない、8月13日に次いで2度目だ。

感染者の急増にシステムが追い付けない。そのためにハワイは2日遅れの感染情報になっているが、毎日発表される新規感染者数はおよその目安と考えた方がいいようだ。新規感染者だけでなく死亡者も、まとめて発表されているようだ。いずれにしても感染が拡大している事実に間違いはない。

今日発表の感染者数には驚いたが、入院している重症化した感染患者数も414人と徐々に増加している。医師でもある副知事は500人がハワイの限度だとしている。ハワイの入院患者の89%がワクチン未接種なので、ハワイの感染対策はワクチンの接種率を上げていくことだろう。目標のワクチン接種率70%はまだまだ遠い。



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フットボールシーズン始まる

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今日(2日前)のハワイの新たな感染者は938人、オアフ島で693人、マウイ島87人、ハワイ島で116人、カウアイ島31人、モロカイ島0人、ラナイ島0人が確認されている。これまでの感染者数の合計は60,551となった。新たな死亡者は5人、死亡者合計は587人。ワクチン接種率は62.6%。
オアフ島:42,627、マウイ島:7,118、ハワイ島:7,216、カウアイ島:1,188、ラナイ島:129、モロカイ島:158

真上から射していた陽が日増しに傾いてきた。夏の終わりを朝夕に感じるようになる季節になった。夏の終わりはフットボール・シーズンの始まりだ。アメリカはNFL(プロリーグ)に次ぐ人気の大学フットボールの公式戦が今日開幕した。

今日の土曜日は3つのゲームをテレビ観戦した忙しい1日だった。午前にはリトルリーグのハワイ代表のチームの準決勝戦とハワイ大学のフットボールの開幕戦が行われた。リトルリーグのハワイ代表は惜しくも1対2でミシガン州代表に敗れてしまった。初回の2ランホームランがすべてだった。明日の3位決定戦を勝ってハワイの戻って来てほしいものだ。

同じ午前の時間帯にハワイ大学がパサディナのローズ・ボウルでUCLA(カリフォルニア大学)と初戦のゲームを戦った。2年目の新監督の腕の見せ所のシーズンだ。ハワイ大学のクォータバック(司令塔)は久しぶりのハワイ出身(セントルイス高校)の選手で、ローカルのフットボウル・ファンの今年の応援は一層力が入る。

ゲームは開始早々、敵地で足が地に着かないうちにキッカーのミスですぐにタッチダウンを奪われた。ディフェンスもUCLAに自由に走られタッチダウン。試合開始9分でスコアは0対17。前半の30分でスコアは3対31と圧倒的な力の違いを見せつけられた。

ハワイ大学は、後半7分にやっとロングパスを通しタッチダウンを1回奪うのがやっとだった。今日の初戦は10対44でハワイ大学が悔しい負けを喫した。来週末9月4日は地元ハワイ大学の新スタジアムで初めて開催されるホームゲームだ。対戦するポートランド大学には圧勝して、ローカルのファンを喜ばせてほしい。

午後3時過ぎには大谷翔平のエンジェルスのゲームがホームグランドにパドレスを迎えて行われた。長いロードゲーム(遠征試合)の疲れを吹っ飛ばすように打線が繋がって大勝できた。大谷翔平はノーヒットながら、四球で歩いて20個目の盗塁を決めている。初回に受けた大谷翔平への右手のデットボールの影響が心配だ。今シーズもあと31試合。3試合に1本のペースでホームランを打てば、今シーズを50ホームランで終えられる。あと少しだ、大谷翔平、がんばれ!



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ハワイ感染者数と死亡者数が最多記録

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今日(2日前)のハワイの新たな感染者は1,035人、オアフ島で672人、マウイ島120人、ハワイ島で184人、カウアイ島38人、モロカイ島3人、ラナイ島1人が確認されている。これまでの感染者数の合計は59,613となった。新たな死亡者は9人、死亡者合計は582人。すべてオアフ島で50台が3人、60台が2人、70台が4人で70台の男性は自宅で亡くなった。すべて基礎疾患に問題がある感染者だった。
ワクチン接種率は62.6%。
オアフ島:41,934、マウイ島:7,031、ハワイ島:7,100、カウアイ島:1,157、ラナイ島:129、モロカイ島:158

ハワイ州は13日に1日の新規感染者数が1,167人と最多を記録したが、13日は数日間の集計が一緒に加算されたものだったので、実質の最多記録は今日の1,035人となる。死亡者数も今日が最多を記録している。恐怖感のある数字だ。

アメリカ全土の50州で感染が拡大している。全国での1日の新規感染者は17万人で、1,304人が亡くなっている。フロリダ州の今日の新規感染者は1日だけで27,584人で、全土で一番の数字だ。その数の多さに驚くが、ハワイの感染者数もフロリダ並みに酷い。フロリダ州の人口はハワイの20倍だから、ハワイ州の今日の感染者数はフロリダの2万人以上に相当する。

ハワイ州と日本を比べてみよう。日本の昨日の感染者数は24,198人でフロリダ州よりも少し少ない。ハワイ州の人口は日本のおよそ100分の1だから、ハワイの今日の感染者数は、日本の人口で比較すれば10万人超えとなる。数字の比較だけで単純に比べられないが、ハワイの今日の感染者数は決して少なくない。

感染が拡大しているのはワクチン未接種者がまだ多いからだ。アメリカでは新学期が始まって子供たちが学校に通い始めた。子供たちの間でも感染が拡大している。カリフォルニア州のワクチン未接種の小学校教師がマスクなしで授業を始めて、12人の子供に感染させている。

今できる事はワクチンを接種してマスクの生活を続ける事しかない。いつになったら、長いトンネルを抜け出すことができるのだろう。


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ハワイの鉄道建設は想像を絶するほど酷い

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今日(2日前)のハワイの新たな感染者は831人、オアフ島で511人、マウイ島102人、ハワイ島で176人、カウアイ島32人、モロカイ島2人、ラナイ島1人が確認されている。これまでの感染者数の合計は58,578となった。新たな死亡者は0人、死亡者合計は573人。ワクチン接種率は62.3%。
オアフ島:41,262、マウイ島:6,911、ハワイ島:6,916、カウアイ島:1,119、ラナイ島:129、モロカイ島:155

今月の新聞に、ホノルルで建設中の鉄道について面白い記事があった。アメリカ連邦交通局で全米の鉄道プロジェクトの評価責任に30年携わってきた元職員が、ホノルル鉄道建設のプロジェクトを「想像を絶する」「想像をはるかに超える」と評価している。


2003年から2007年までのアメリカ全国の21の鉄道建設は、当初の資金計画と比較して平均6%強のコスト超過を示している。ホノルル鉄建設は、当初のコスト見積もりを143%も上回っている。全国平均と比べれば桁外れのコスト増は、やはり異常を通り越している。

連邦政府の元職員はホノルル鉄道建設が始まる前に引退したので、当初の見積もりがなぜそれほど巨大に膨らんだのかを直接知ることはできないとしながら、本土と遠く離れたハワイではいくらかのコスト超過が予測されるが、桁外れのコスト増は常識では考えられないほど異常だとしている。

アメリカ全土の鉄道プロジェクトを監視する立場に30年間携わってきた元職員は、100近いプロジェクトを見てきたが、ハワイの鉄道建設プロジェクトは前例のない異常な物だとしている。

連邦交通局の元職員の「想像を絶する」「想像をはるかに超える」は、言い換えれば想像をはるかに超えるほど「出鱈目、滅茶苦茶、いい加減」なハワイの鉄道建設になるのだろう。

ハワイの鉄道建設が始まって10年が経つ。電車はまだ走っていない。鉄道用地の買収もまだ、鉄道ルートも明確でない今、いつに全面開通するかもわからない。専門家だけでなく、誰が考えてもハワイの鉄道建設はおかしいと思うだろう。

*レインボーカウント: 今日は午後5時前に出現 2021年 74日

大谷翔平、投手として登板した翌日の今日、第一打席ライトオーバーの特大ホームラン41号。


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ささやかな喜び(包丁研ぎ)

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今日(2日前)のハワイの新たな感染者は625人、オアフ島で376人、マウイ島96人、ハワイ島で100人、カウアイ島39人、モロカイ島2人、ラナイ島2人が確認されている。これまでの感染者数の合計は57,747となった。新たな死亡者は8人、死亡者合計は573人。ワクチン接種率は62.3%。
昨日との数に不一致があるのは、今月の感染者数の見直しがあったため。
オアフ島:40,751、マウイ島:6,809、ハワイ島:6,740、カウアイ島:1,087、ラナイ島:128、モロカイ島:153

ハワイが発表した今日の感染死亡者は8人、これまでの1日の死亡者数としては過去最多となった。30台、40台、50台、60台が1人づつ、70台と80台が2人づつとなって、すべて基礎疾患に問題のあった人が亡くなっている。

しかし、全国ニュースでは13歳の中学生が感染がして3日後に亡くなるなど、若く元気な人が亡くなったことを伝えている。ワクチン接種をしていなかった中学生だったが、若い人の命まで奪うコロナは単なるインフルエンザとは違う。

ハワイは感染拡大で入院する感染者数が増えている。現在421人が入院している。その数の87%の感染者はワクチン未接種者だ。急増する重症患者らを受け入れる医療機関の現場は厳しさを増している。ハワイの医療現場に新たに300人の看護師が本土からやって来る。

暗いニュースばかりの中、ささいな喜びを感じることもある。外食をする機会が少なくなって、自宅で食事をするのが日常になった。毎日使うお気に入りの便利なペティナイフの切れが気になりだした。

百貨店メイシーズで手ごろな物を見つけた。定価$14.99の包丁研ぎ器が半額に近い値段で買えた。荒研ぎ(2番)で20回ほど、仕上げ研ぎ(1番)で10回、手前にナイフの刃を軽く当て研いでてみた。結果は嬉しくなるほどの切れ味がよみがえった。ペティナイフの切れ味がよくなるだけで1日の気持ちが変わる自分に驚いた。


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ラニアケア・ビーチ(亀ビーチ)問題

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今日(2日前)のハワイの新たな感染者は565人、オアフ島で370人、マウイ島70人、ハワイ島で100人、カウアイ島17人、モロカイ島0人、ラナイ島0人が確認されている。これまでの感染者数の合計は57,235となった。新たな死亡者は1人、死亡者合計は565人。ワクチン接種率は62.1%
オアフ島:40,421、マウイ島:6,760、ハワイ島:6,656、カウアイ島:1,048、ラナイ島:126、モロカイ島:154

世の中には理解できないことがよくある。オアフ島のノースショアにあるラニアケア・ビーチ問題もその一つだ。ラニアケア・ビーチに上がって来る海ガメを見ようとする観光客が増え、この20年の間にさまざまな問題が起こるようになった。

ハワイで見られるのはアオ海ガメだ。肉食のアカ海ガメと違って、アオ海ガメは草食系の海ガメで、海水中の海藻や海草を食べて生きている。ラニアケア・ビーチの浅瀬は岩がゴロゴロしていて、海ガメの好物の緑の藻がその岩場をびっしり覆っている。海ガメにとってご馳走を提供してくれるのがラニアケア・ビーチなのだ。

海ガメたちは、波に漂い時に波に流されながら好物の藻を一心に食べる。十分に藻を食べた後は、浜辺に上がって一休み、昼寝と甲羅干しの時間だ。海ガメたちには至福の時間だ。食事中も昼寝中も誰にも邪魔されたくはない。

最近になって、ツアーバスでやって来る大勢の観光客が狭いラニアケア・ビーチいっぱいになる。海ガメを海中から見ようとシュノーケリングする者が何人も海を漂っている。人を恐れてラニアケア・ビーチを離れていく海ガメもいる。不届き者の中には、絶滅危惧種の海ガメに触れる者もいる。今日もマウイ島で本土からの観光客親子が海ガメを抱きかかえてビーチまで運んで問題になった。

わずか20mほどの狭いラニアケア・ビーチに、大勢の観光客が何台ものツアーバスで訪れたらどうなるだろう。もちろん狭いビーチには駐車場もトイレもない。ツアーバスを降りた観光客はカメハメハ・ハイウェイを横断する。もちろん横断歩道も信号もない。2年前にはカリフォルニアから訪れた子供(10歳)が、道路を横断中に車に跳ねられた。ビーチを訪れ道路を横断する観光客は絶えることなく、昼間の道路は長い交通渋滞となり地元の住民には迷惑なことだ。

ハワイ州交通当局は、ラニアケア・ビーチの沿岸道路をカメを見るため横断する歩行者の交通と安全の問題を軽減する計画に合意した、と今日の新聞が伝えている。現在のラニアケア・ビーチ沿いのカメハメハ・ハイウェイを内陸にルート変更する計画だ。承認と建設契約が問題なくまとまれば、建設費12ミリオンドル(約13.2億円)、2023年末から2年をかけて建設される予定だ。

驚いたことには、新しい道路とラニアケア・ビーチ間には、約90台が停められる駐車場ができる。役人の考えていることが理解できない。絶滅危惧種の海ガメが生息するあの狭いビーチを立ち入り禁止区にすれば、すべてが解決することだ。ビーチ沿いにフェンスを張り、ビーチに行けないようにすれば簡単にすむことだ。

絶滅危惧種の海ガメを守るのではなく観光客を守るために、12ミリオンドル(約13.2億円)のプロジェクトは価値のあることだろうか?駐車場ができれば、公然とツアーバスが何台も訪れる観光スポットになり、狭いラニアケア・ビーチは人であふれ荒れるだろう。公然と海ガメを危険にさらす愚かな計画だ。海ガメが寄り付かなくなるかもしれない。海ガメがいなければただのビーチにすぎない。巨額の税金がまた無駄に使われていくのだろう。


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感染拡大で逆戻りのハワイ

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今日(2日前)のハワイの新たな感染者は571人、オアフ島で359人、マウイ島79人、ハワイ島で107人、カウアイ島23人、モロカイ島0人、ラナイ島2人が確認されている。これまでの感染者数の合計は56,670人となった。新たな死亡者は0人、死亡者合計は564人。ワクチン接種率は62%
オアフ島:40,051、マウイ島:6,690、ハワイ島:6,556、カウアイ島:1,031、ラナイ島:126、モロカイ島:154

ハリケーン・リンダ(台風12号)が弱まって低気圧になって、途切れ途切れの低い雲がハワイ諸島を通過している。場所によっては車のワイパーが役に立たないほどの降水量を記録するところもあるようだ。ホノルルは台風特有の蒸し暑さと少しの風がある。

日本もこれまでにない感染拡大が続いているが、ハワイも例外ではない。この1週間の平均新規感染者数は671人と一向に減る気配を見せない。一時は緩和されたコロナ規制が再び強化されることが検討されている。

日曜日のコロナ感染による入院患者が392人と去年のピークの318人を大きく上回り、ハワイの医療システムの限度を超えようとしている。医療現場の限界から、州外から81人の看護師がハワイにやって来てコロナ患者の対応に当たることになった。

ハワイ知事は、住民が本土に移動してハワイにウイルスをもたらしているとしながらも、ハワイへの観光客にもしばらくは必要以外の移動は控えるようにと要望している。移動者に対して一度は解除されたPCR検査の陽性証明を再び復活させることが検討されている。

ロックダウン(外出禁止令)はされないものの、厳しい規制があった過去に逆戻りになりそうだ。ホノルル市は多くの人が集まるイベントの禁止を水曜日から4週間実施する。結婚式、葬式、スポーツイベントなどが制限を受けるようだ。室内は10人、屋外は25人までが許容人数となる。

長く暗いトンネルの出口の明かりがだんだんと遠ざかっていく。長いトンネルから出れるのはまだまだ先のようだ。気持ちは今日の空のように晴れない。ため息しか出ない。


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リトルリーグ&ビッグリーグ

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今日(2日前)のハワイの新たな感染者は893人、オアフ島で596人、マウイ島83人、ハワイ島で158人、カウアイ島37人、モロカイ島11人、ラナイ島0人が確認されている。これまでの感染者数の合計は56,099人となった。新たな死亡者は1人、死亡者合計は564人。ワクチン接種率は61.7%
オアフ島:39,692、マウイ島:6,611、ハワイ島:6,449、カウアイ島:1,008、ラナイ島:124、モロカイ島:154

この数年のハワイのリトルリーグチームが強く、毎年この時期になるとリトルリーグ・ワールドシリーズが開催され話題になる。昨年はコロナの影響で中止となったが、今年はアメリカ地区選抜チームのみで開催されている。

ESPN(スポーツ専門チャンネル)が全試合を生中継して、日本の甲子園の高校野球のように人気があるのがリトルリーグの世界大会だ。14日にアメリカ西部地区で優勝して出場しているハワイチームは、今日のネブラスカ州チームとの2回戦を11対3で勝ち進んだ。3回戦は水曜の予定になっている。3年前には優勝しているハワイ、今年もやってくれそうだ。

MLB(プロ野球)で現在活躍している選手もリトルリーグ出身者が少なくない。大谷翔平も14年前、水沢リトルリーグのエースとして全日本選手権大会に出場したことがある。予選では1試合18三振(リトルリーグは6回制なので全員三振)の記録を持っている。全日本大会では1回戦敗退でワールドシリーズ出場がかなわなかった。

大谷翔平が少年のころに夢見たリトルリーグ発祥の聖地ペンシルベニア州ウィリアムズポートにやって来た。毎年開催されているリトルリーグ・ワールドシリーズに合わせて、2017年からMLBでも「リトルリーグ・クラシック」として1試合公式戦がこの地で開催される。今年はエンジェルスとインディアンスの1試合が開催されたのだ。

今日の試合には、リトルリーグ・ワールドシリーズに参加するチーム全員と関係者が招かれている。開催された球場は、マイナーリーグが使用する球場で外野席はなくわずかな内野席だけで、今日は1,832人が球場で観戦した。両チームの選手はリトルリーグ・クラシック専用のユニホームで、バックネット裏の最前列ではハワイチームが観戦している。

実況解説は4度目の本塁打王とともに2度目のMVPを獲得した元NYヤンキースのアレックス・ロドリゲスと、普段では考えられない特別なイベントとなった。試合前には両軍の選手が、リトルリーグの球場を訪れて子どもたちと交流している。大谷も子供たちのサインや記念撮影に応じている。

今日のテレビ実況放送の出場選手紹介には、各選手のリトルリーグ時代の写真が添えられている。大谷翔平もリトルリーグ姿が紹介された。先日の「フィールド・オブ・ドリームス」が大人向けなのに対して、今日の「リトルリーグ・クラシック」は野球少年少女たちの夢を紡ぐ企画だ。野球ファンが減っていると言われる昨今、MLBが将来を担う子供たちを大切にすることは大切なことだ。

ゲームは先頭打者大谷翔平の痛烈なライト前ヒット、すかさず走って盗塁を決め、子供たちの期待に応えるスタートだったが、エンジェルスは元気なく後が続かず連敗だ。8回表1アウト1塁3塁、大谷翔平がバッターボックスに立った。ホームランが出れば同点だ。子供たちの「ショウヘイ」コールが一番大きくなった今日の見せ場だった。結果は大谷翔平は四球で1アウト満塁、次打者が併殺打で終わった。

今日の本物のMLBのベースボールを初めて目の前で見た子供たちも多いことだろう。リトルリーグでは投手で強打者が少なくない。大谷翔平を超える二刀流の選手がこの子供たちの中から出てくるのかもしれない。




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ハワイがアメリカの州になった日

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今日(2日前)のハワイの新たな感染者は763人、オアフ島で469人、マウイ島123人、ハワイ島で126人、カウアイ島26人、モロカイ島5人、ラナイ島3人が確認されている。これまでの感染者数の合計は55,206人となった。新たな死亡者は1人、死亡者合計は563人。ワクチン接種率は61.7%
オアフ島:39,096、マウイ島:6,528、ハワイ島:6,291、カウアイ島:971、ラナイ島:124、モロカイ島:143

62年前の1959年8月21日は、ハワイがアメリカ合衆国の50番目の州になった日だ。8月第3金曜日がステートフッド・デー(アドミッション・デー)として州独自の祝日となっている。2009年の50周年には多くの記念行事があったが、その後は話題にもならない。

1959年は確かにハワイにとって歴史の大きな転換期だ。1895年にリリウオカラニ女王が退きハワイ王国が滅亡した。アメリカ自治領になったのも逆らうことのできない時代の流れだった。

弱肉強食はジャングルだけで起こっているわけではない。人間の歴史を見ても、古代から力のある者が生き残ってきた。ハワイ王国の滅亡は時間の問題だった。アメリカがハワイを自治領にしなければ、ヨーロッパのどこかの国がハワイをものにしていただろう。

ハワイ王国を建国したイオラニ宮殿前に建っているカメハメハ大王だって、その時代ではオアフ島を戦いで制覇した外からの侵入者だ。当時18世紀のオアフ島の住民にとってカメハメハ大王はハワイ島からやってきた外人だったのだ。オアフ島の多くの戦士がハワイ島からやって来た戦士にヌアヌパリの崖から突き落とされて命を失っている。日本人だってそんなに遠くない昔まで日本人同士で殺し合いをしていた。

ハワイ先住民らによる主権回復運動(ハワイ独立運動)を未だに唱える時代遅れの人たちがいる。純血のハワイアンは約8,000人に満たない。先住ハワイアンのうち98%は混血である。先住民ハワイアンは州内人口の民族構成で5.9%に過ぎない。どうやってハワイ王国を復活させ継続させることができるのか。



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