楽園ハワイと私

2002年、カリフォルニアよりハワイに引っ越してきました。ホノルル・ダウンタウンに住んでいます。

2020年01月

今日のハワイの空

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今日は朝焼けと夕焼けを見ることができた。この冬一番と思わせる朝焼けのきれいなこと。思わず足を止め、オレンジ色に染まった東の雲の刻々と変っていく朝焼けを見つめていた。

ハワイの今日の日の出は午前7時9分、夜明け前の肌寒い早朝に朝焼けが見えるチャンスがあるのはやはり冬だ。早起きをしなくても朝の荘厳な日の出前の空の変化を楽しむことが出来る。夜明け前は寒さで身が引き締まって心地いい。

しばらく続いた青空のハワイも、西から近づく寒冷前線の影響で明日から少しずつ崩れそうだ。週末は所によっては雷雨になるかもしれないと言う。日曜日はアメリカ国民の2人に1人が観るといわれるスーパーボウルだ。

特別に早起きをしなくても見られる朝焼け、たまには7時前のワイキキビーチの静かな水際をゆっくり朝焼けを見ながら散歩するのもいいものだ。夜明け前の静かなワイキキビーチにも魅力があるのがハワイだ。



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ハワイの新型肺炎(コロナウィルス)事情

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ハワイのドラッグストアやホームセンターのマスクが消えている店舗があります。今回の中国武漢で発生した新型肺炎(2019-nCoV)の影響で、中国本土にマスクが送られているようです。マスク不足の中国の非常事態で輸送料が無料になっているそうです。

今日の全米全国ニュースとローカルニュースのトップニュースはどちらも新型肺炎です。CDC(アメリカ疾病管理予防センター)の最新情報では、新型肺炎の潜伏期間は2~14日程度ですので、まだこれからも世界の感染者は増えていくことでしょう。

武漢市に住む米国人は約1000人で、外交官やその家族などを含む201人が特別チャーター機で帰国しました。乗客に感染の症状は確認されていませんが、カリフォルニア州の空軍基地でさらに詳しい検査が行われます。経過観察のため、基地内に3日~14日間隔離されます。

現在全米ではカリフォルニア州2名、イリノイ、アリゾナ、ワシントン州で各1名の計5名の感染者が発表されていますが、ハワイには感染者はいません。ハワイのホノルル空港には全米で20都市の空港にあるCDC(アメリカ疾病管理予防センター)の特別施設があります。新型肺炎を水際で防ぐ対策を取っています。

2019年の中国からハワイにやって来る観光客数はおよそ9.2万人で、ハワイにやって来る観光客数の1%程度ですから、今回の新型肺炎はハワイではあまり気にしなくてもよさそうです。中国に近い日本ほど心配する必要はないでしょう。

さまざまなハードウェアが先進国並になっても、中国社会の衛生観念は昔からあまり変っていません。中国の地方に行けば驚くような場面に接します。感染者は隔離されず、病院にも行かない人もいるでしょう。中国での感染者数は、まだしばらくは増え続けるでしょう。


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カカアコの新しいコンドの問題

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昨年カカアコ地区に完成したばかりの新しい高層コンド「Ke Kilohana」が問題に直面している。手ごろな値段のコンドミニアムとして売りに出され人気を呼び、抽選に当たった幸運なはずだった人たちはこんな問題に直面するとは考えてもいなかった。

誰もが無理なく買える手ごろな値段を売り文句にハワード・ヒューズ開発会社(テキサス州)が建設したコンドが、完成してわずか8ヶ月で当初の月々の管理費を50%値上げすることを個々のオーナーに通告している。現状では毎月$5万(550万円)の赤字になるそうだ。


コンドの建物はラナイ(バルコニー)が付いていなく、造りも一般的で決して豪華なコンドというわけではないけれど、1~3ベッドルームの平均価格は$510,776(約5600万)と決して安くはない。現在の毎月の管理費は、1ベッドルームが$270、2ベッドルームが$400、3ベッドルームが$525となっている。

ワイキキのホテルコンドの1ベッドルームより狭いスタジオでも毎月の管理費は$400以上、2ベッドルームでは$1000近い金額になる。客観的に考えてもハワード・ヒューズ開発会社が売りに出した時の管理費は、一般と比べると破格の安さだ。これでは将来に備えての修繕積立金も捻出できない。

物件を売りたいがために開発会社が甘い見通しで価格を抑えて魅力ある手ごろ感を出したかったのだろう。当然すぐにそんな甘い目論見は大きな問題に発展する。入居したばかりのオーナーたちが騙されたと思うのも、もっともな話だ。

新居に夢を抱いて住み始めた人たちには大きな問題だ。管理費を抑えるためにボランティアを募って庭の手入れをしたり、共同部分の廊下の冷房を止めたりすること案が挙がっているそうだが、大きな夢が現実に押し潰されるのは気の毒なことだ。

ハワード・ヒューズ開発会社は先に建設を終えた食料スーパーのホールフーズが入っている建物「アエオ」でも訴訟問題になった。建設中に上昇した建設費を建設会社に支払うのを拒んだのだ。和解で問題解決となったが、全米屈指の不動産デベロッパー「ハワード・ヒューズ 」のハワイの開発はまだ始まったばかりだ。ハワード・ヒューズはアラモアナセンターに建つ高級コンドミニアム「ワン・アラモアナ」も手がけている。


*レインボーカウント: 今日は午後5時半過ぎに目撃 2020年 13日



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ハワイにも道路混雑税

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ロンドンやシンガポールなどではすでに導入されている交通渋滞緩和を目的とした「渋滞税」が、来年の2021年にニューヨーク市マンハッタンでも徴収が開始されることになった。アメリカではニューヨークが初めてとなる。

ハワイでは交通渋滞の緩和を大義名分に、カポレイからアラモアナまでの20マイル(32km)を結ぶ鉄道建設を始めている。鉄道は2025年の開通を目指しているが、鉄道が開通したらハワイの交通渋滞は解消されるだろうか?

交通渋滞の緩和に大いに役立つことを市民に訴えて賛同を得た鉄道建設が終わらないうちに、ハワイ市長を始めとする役人たちは新たな交通渋滞の緩和策を口にしだした。無理やり鉄道を利用させようとする魂胆なのかもしれない。

交通渋滞の激しい時間帯にニューヨークのような「渋滞税」をハワイでも取ろうとするのだ。「渋滞税」の税収はアメリカで最悪のハワイの道路保守に充てることになるそうだが、大幅に不足する鉄道建設費の補充になることは誰もが考えることだろう。

ハワイではまた走行距離による新たな税金も検討されている。ハワイの役人は無駄をなくすことよりも、市民に課税することしか頭にないようだ。困ったものだ。



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止まらない引ったくり事件

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ホノルルは相変わらず引ったくり事件が絶えません。犯人は捕まらないので引ったくり事件が減少する気配もありません。簡単に金品を奪ってさらに警察にも追われないとなれば、これからも引ったくり事件は続くでしょう。

先週の火曜日夜にはキエアウモク通りにあるバス停近くで73歳の女性がバッグを奪われました。10代のような若い男が近づき、力づくでバッグを奪い女性は転倒して引きずられています。女性は肘にケガをしました。

水曜日の早朝にはリリハ・ベイカリー近くのバス停で71歳の女性がバッグを奪われています。女性は2人の若い男に顔を殴られ、顔、手、肩と腰を痛めています。どちらのケースもまだ犯人は捕まっていません。

そして、金曜日の午後、アラモアナセンターで買い物を終えた73歳と69歳の夫婦がアラモアナ通りを歩いていると、マウンテンバイクに乗った若い2人の男が背後から近づき73歳の男性を転ばせ、69歳の女性からバッグを奪って逃げています。カップルは本土カンサス州からの観光客でした。

昨年から続いている引ったくり事件ですが、ほとんど犯人が捕まっていません。ホノルル警察も本気で捕まえようとしているように思えませんので、まだまだ事件は続きそうな気がします。そう言えば、以前街角でよく見た警察官を最近ほとんど見ません。市の人員不足の言い訳にはもう飽き飽きです。

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道路の穴が象徴する最悪のハワイ

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U.S.WalletHubが発表した報告によると、ハワイは全米50州のうちで最悪の50番目のドライバーにやさしくない州としてランキングしている。毎年のことで驚くことはないけれど、狭い島のお粗末な行政が原因の一つであることは間違いない。

ガソリン価格、道路状況、交通渋滞、保険料、駐車料金、車両メインテナンス費、修理工場数、車両盗難など31のチェック事項において、ハワイはほとんどが下位を占め総合で堂々のワースト1の不名誉なランキングになっている。

数日でも雨が続くと、ひび割れた道路に雨水がしみ、車が通過するたびにアスファルトが剥がれていく。そして、大きな穴になる。穴の中には深さが30cmにもなるものがある。穴にはまってパンクする車、車輪の軸を壊す車もいる。

ハワイでは2013年から6年間で23万個の道路の穴を埋めてきたが、穴にアスファルトを部分的に流し込む応急処置だけでは不十分だ。雨が降るとまたすぐに掘れてしまう。一昨年のベレタニア通りのように、どうして全面的なアスファルト舗装工事ができないのだろうか?ハワイの行政を象徴するような道路の穴にはうんざりだ。


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ザ・バスの風景

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バスはさまざまな人を乗せていく。ホノルルの市バスTheBus は、庶民の足。庶民の生活が見え隠れするバスの中は興味が尽きない。

現在の市バスの乗車収入は、総支出のわずか27%にすぎず年間$186ミリオン(約200億円)の赤字が出ています。市バスの乗車率は毎年下がっています。何度も乗車料金の値上げがありましたが、赤字幅が少なったという報告がありません。

市民の足として重要な役割を担っているホノルルの市バスですが、アメリカ本土や日本の公共バスと比べて殺風景なのが気にかかります。バスを利用する人はもちろんのこと、オアフ島内を網羅するように走る市バスは多くの人の目に止まります。にもかかわらず、バスの広告が全く見当たりません。

550台の市バスは走行中だけでなく、停車中でも人の目に付く「動く広告塔」のはずです。市バスの車内と車外の車体には、さまざまな広告ができるはずです。バスの広告は、乗客や歩行者、他の自動車に乗車中の人などに対して高い注目を集めることができます。

巨額の赤字を毎年出しているのもかかわらず、ホノルル市はバス運賃の値上げしか頭に無いようです。わずかでも広告収入で赤字を補填しようと言う気は全くないようです。

4番バスに乗車すると、久しぶりに珍しく車内広告を見つけました。年が明けて2月になろうとしているのに、11月30日のクリスマスのイベントの広告です。イベントが過ぎてもだらしなく広告が放置されています。

期限の過ぎた広告は市交通局のやる気のなさを象徴しているようです。思い出せば、過去にも3ヶ月前のイベントのたった1枚だけの古い広告をバスの中で見つけています。

税金を上げることしかない無策の行政には困ったものです。市民の生活はますます苦しくなっていくことでしょう。ザ・バスの風景が今の本当のハワイの姿を現しているように思えてなりません。


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私の好きな寒いハワイの季節

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今日は絵に描いたような青い空で、久しぶりにこんな雲のない青空を見た気がした。今朝の最低温度は66度(18.9℃)で、ひょっとしたらこの冬一番の冷え込みかもしれない。

寒冷前線の谷間に現われた日本晴れならぬ、ハワイ晴れも週末になれば、東からやって来る寒冷前線の雲に覆われることになりそうだ。今日みたいな雲ひとつない青空は見られないだろう。


 今日はホノルルのダウンタウンでダウンジャケットを着込んだ人を見かけた。ハワイも本格的な冬を迎えている。ガンガンに冷房が効いたバスでは、みな背を丸めて寒さに耐えている。

冷えたオフィスから外に出ると、陽光の暖かさが心地いい。コウラウ山脈からのそよ風が心地いい。これから3月までハワイはこんな天気が続くだろう。最低温度が70度(20℃)を切るハワイの冬は私の大好きな季節だ。


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ハワイの住宅事情(ダイヤモンドヘッドの悲劇)

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カピオラニ公園東のハイビスカス3015をグーグルマップのストリートビューで見てみると、3日前の悲惨さはそこにはなく、どこにでもあるハワイの平和な光景がある。

この家の前で2人の警官が射殺され、犯人と家主の2人が焼け死んだ事件現場とはとても思えない。この付近には100年前に建てられた家屋が多く、ハワイの歴史的建造物に指定されている昔ながらの家が少なくない。

先日発表されたハワイの収入に関する報告によると、大人2人と子供2人の家庭で生活するのに最低 $80,417 (約890万円)の年収が必要だと言う。物価が高く、平均賃金が低いハワイでの暮らしは決して楽ではない。

ハワイの不動産価格や家賃は、アメリカ全土の中でもニューヨークやサンフランシスコ並みに高いのが現状だ。ハワイで暮らしている人は決してお金持ちだけではない。仕事をいくつも持って、厳しい住宅環境で毎日を過ごしている人がいる。

1軒の狭い家に10人以上の3家族が住んでいるのも珍しくない。3ベッドルームのそれぞれにはカギがかかり、キッチンとバス&トイレは共有して賃貸が成り立っている所もある。

一軒家だでけはない、コンドミニアムだって2ベッドルールならば3世帯から家賃が取れる。リビングルームが厚いカーテンで仕切られている風景を見て驚いてはいけない。折りたたみ布団マットがハワイで人気があるのには理由があるのだ。

3日前に事件のあったダイヤモンドヘッドの家にも6人が住んでいた。今日のトップ画像がその家だ。家の管理人の名目で住むのを許されていた犯人の男は地下の空間に住んでいた。3人で部屋を借りていた家族もいた。

死亡した犯人(69)の過去の裁判記録によると1998年に離婚している。裁判ではチェコ語の通訳が必要だった移民のようで、国内で唯一頼れるのは親切にしてくれた家主だったのかもしれない。それこそ犯人は家を追い出されたらホームレスになるしかなかったのかもしれない。華やかに見えるハワイの生活も、実際は厳しい現実が待っている。


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ダイヤモンドヘッド警官射殺事件その後

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ダイヤモンドヘッドの住宅地で発生した2人の警官射殺と放火事件のその後が明らかになっています。大火災の翌日だった昨日は、焼け落ちた家屋の瓦礫がまだ熱を持っていて検証が進みませんでした。今日から事件の本格的な現場検証が行われています。

事件当時のニュースは錯乱した情報が流れていました。犯人の男(69)が刃物のようなもので腿に傷を負わせたのは家主(77)ではありませんでした。同じ家に部屋を借りていた女性でした。重傷とされていましたが、1日だけの入院ですんでいます。刃物は園芸に使用する金属の鍬(くわ)でした。

今日の現場検証で犯人の男と家主の女性と見られる2体の焼け残った骨が発見されています。男の近くには使用したと思われるライフル銃も焼けて見つかっています。ライフル銃は2005年に亡くなった家主の夫が所有していたもので、犯人が持ち出し使用したものと考えられています。

家主の女性を射殺してから、警官2人を射殺して家に火を放ち自ら命を絶ったようです。家主と犯人は長い付き合いがあったようで、それなりの信頼関係があったようです。それが裁判所から退去命令が出るほど関係が悪化し、行き場のなくなった男が逆上して事件を起こしたのかもしれません。

事件当日、もう1人の住人の女性の行方がわからなったのですが、女性は事件発生の30分前にヨガに出かけて難を逃れています。ハワイで警官2人が同時に亡くなるのは1963年以来の惨事でした。


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