楽園ハワイと私

2002年、カリフォルニアよりハワイに引っ越してきました。ホノルル・ダウンタウンに住んでいます。

2019年02月

パリ・ハイウェイの土砂崩れ

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毎週のようにハワイのどこかで水道菅が破裂している。50年以上も前の水道菅の老朽化によるものがほとんどだ。道路のデコボコにハンドルを取られて危ない思いをした人もいることだろう。ハワイの古いインフラは限度を迎えている。鉄道建設に巨大な借金を抱えるホノルル市にインフラの整備などに予算を回す余裕はない。

オアフ島のダウンタウンとカイルアを結ぶパリ・ハイウェイで18日に地滑りが発生し、ハイウェイが上下自由に通行できない状況となっている。ハイウェイのトンネル入り口付近で2箇所の地滑りが発生して、多量の土砂がハイウェイになだれ込んだ。土砂と一緒に大きなな岩も落下している。

ハイウェイを通行していた車に乗っていた40歳の女性と子供2人が負傷している。高速で通行するハイウェイでの土砂崩れで死亡者がでなかったのが不思議なくらいだ。パリ・ハイウェイ付近の土砂崩れはこれが初めてではない。去年から小さな土砂崩れを何度も起こっている。昨年8月にはトンネル前で岩の落下があり4台の車に被害を与えている。

地滑りが発生した場所の周辺斜面には、車ほどの大きさのある岩石もある。いつ土砂崩れが起こるかもしれない。土砂崩れのあったトンネル付近の山の斜面の修復と安定化が早急に始まっているが、簡単に修復できるものではない。トンネルを長くして事故のリスクを減らすとなると数年の月日が必要になる。

現在パリ・ハイウェイのカイルアからダウンタウンへ向かう車両は午前5時から9時まで通行が可能で、またダウンタウンからカイルアへ向かう車両は午後3時から午後7時まで通行ができる。週末は全面通行禁止になっている。

修復工事が終わり安全が確認できるまでは数ヶ月が必要なようだ。毎日およそ5万台の車両が利用すると言われるパリハイウェイだが、通勤などで利用する人はこれから少しの間不便な生活を強いられることになりそうだ。

パリ・ハイウェイのトンネルは1959年に開通して今年で60年になる。ハワイ住民の生活の安定と安全のために古いインフラの整備は第一の優先で取り組まなければならない。鉄道建設よりも大切なものがハワイにはまだいっぱいあるはずだ。


*レインボーカウント: 今日は午後4時半に目撃 2019年 15日



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迷走するハワイ鉄道建設は?

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ついにカリフォルニアのサクラメントとサンディエゴを結ぶ全長700マイル以上(1100km)の高速鉄道建設が暗礁に乗り上げた。2週間前にカリフォルニア州知事がコストと時間がかかりすぎるとして、主要都市を結ぶ高速鉄道の建設計画を撤回してルートを大幅に縮小する方針を発表した。

カリフォルニア知事の発表を受けて、アメリカ運輸省はカリフォルニア州の高速鉄道建設プロジェクト向けの連邦補助金9億2900万ドル(1020億円)の支給を中止すると発表している。 オバマ前政権が決定した補助金の支給は、すでに25億ドル(2750億円)が支払われいて、トランプ政権は「あらゆる法的手段を使って」返還を求めていく方針を示している。

ハワイでは同じくこの2週間の間に、連邦政府から3度の召喚令状が届いて鉄道建設関係者を驚かせている。一般公開されない密室で行われた会議の決定過程や不明確な鉄道建設の用地買収などが問題にされている。ハワイは3つの召喚状の返答を3月21日までにしなければならない。昨年7月から監査が要求している2011年から2015年の会議録が全く提出されていない。

ハワイの鉄道建設プロジェクト向けの連邦補助金は、15億500万ドル(1700億円)のうち半分しか支払われていない。連邦政府は倍近くに膨れ上がった鉄道建設費の仔細をハワイに求めている。カリフォルニア州と同様に、現状のコストと時間がかかり過ぎることに疑問を抱き真相の究明を求めている。

カリフォルニアの高速鉄道建設費が980億ドル(10兆8千億円)に対して、ハワイの鉄道建設費は92億ドル(1兆1千万円)とされている。鉄道の全長はカリフォルニアが700マイルに対してハワイはわずか20マイル。カリフォルニアの人口は3700万人、ハワイの人口は130万人。

アメリカ国内で飛びぬけて高価なハワイの鉄道建設についてトランプ政権がついに目を向けた!?連邦政府からの補助金の支給が中止されたら、ハワイの鉄道は空港止まりに終わるだろう。


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コインパーキング2倍の値上げ(2)

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ハワイのコインパーキング料金が2倍になって2週間経った。毎日コインパーキングを利用している人には大きな負担の値上げになっている。

ワイキキやダウンタウンの都市部は1時間$1.5が倍の$3になる。ワイキキやダウンタウン以外の地域のコインパーキング料金も1時間75セントが$1.5とハワイにあるおよそ3150台のコインパーキング料金が2倍に値上げされた。

今回の値上げは2004年に1時間$1から$1.5になって以来の値上げになる。値上げによって年間$4ミリオン(約4.4億円)の収入が見込まれている。収入は公道の整備などに当てられるそうだが、鉄道建設に流れるだろうと言う人もいる。

値上げ前に紹介できなかったコインパーキングの環境も値上げと同時に、利用率の高いワイキキ地区だけが変っている。従来は日曜日と祭日は終日無料だったのが、平日と同じ扱いで無料ではない。また午後7時から午前7時までの12時間が無料だった時間帯が、午後10時から午前6時の8時間に短縮された。

ワイキキは一般駐車場料金と比べると、まだ割安感があるコインパーキングだ。ますます住みにくくなるハワイ。ハワイは倒産件数が増えホテルの稼働率も数年ぶりに下がっているいると言う。ハワイの物価はどこまで上がっていくのだろう?

*レインボーカウント: 今日は午前8時半に目撃 2019年 14日


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Queen映画「ボヘミアンラプソディ」

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世界最大の映画の祭典、第91回米アカデミー賞の授賞式がロサンゼルス・ハリウッド(ハワイ時間午後3時から6時18分)で開催されました。今日は何も予定がなく最初から最後まで3時間以上のライブを見ることができました。

今年の授賞式の幕開けは話題の作品「ボヘミアン・ラプソディ」のクイーンの登場です。クイーンのオリジナルメンバーのブライアン・メイ(ギター)とロジャー・テイラー(ドラム)に2009年に新たに加わったボーカルのアダム・ランバートによる「We Will Pock You 」と「We Are The Champions」で会場は圧倒されました。

アダム・ランバートは、アメリカのオーディション番組「アメリカン・アイドル」でクイーンがゲスト出演した際、クイーンの演奏で最終候補者として「We Are The Champions」を熱唱したのがきっかけでスカウトされたカリフォルニア出身のボーカリストです。今はクイーンのライブツアーでフレディ・マーキュリーに代わってツアーに参加しています。

映画「ボヘミアン・ラプソディ」は、ラミ・マレックが主演男優賞、編集賞、録音賞、音楽編集賞を取っています。無難なところでしょう。ラミ・マレックの熱演とハリウッド映画の映像と音楽の編集力がなければ、映画がこんなにもヒットしなかったはずです。

映画「ボヘミアン・ラプソディ」が世界の多くの人を感動させている理由は、クイーンの数々の楽曲のパワーが時代を超えても感動を与えるものであり、そして45年の人生を全力で走りきったフレディ・マーキュリーの生き方でしょう。

在りし日のフレディ・マーキュリーのクイーンを知っている50代以上の人ならば、映画「ボヘミアン・ラプソディ」のフレディ・マーキュリーに違和感を感じたはずです。あまりクイーンを知らない世代や興味なかった人達の方がより映画に感動できるでしょう。私は映画を観て、感動よりもハリウッドマジックの偉大さを改めて知らされました。

全編に流れるフレディ・マーキュリーを真似た歌声の完成さには驚きます。木曜日のニューヨークタイムスにも紹介されていましたが、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の影の立役者の存在を忘れてはいけません。彼の声がなかったら映画の完成度もこんなにも高くはならなかったでしょう。

カナダ出身でテネシー州ナッシュビルで歌手を目指していたマーク・マーテルの歌声が、もともとフレディ・マーキュリーにそっくりなのです。現代の技術を駆使して、マーク・マーテルの歌を合成&加工しています。声紋を操作してフレディの声に限りなく近づける加工を施しています。(下のYouTube)

映画「ボヘミアン・ラプソディ」はみごとハリウッドの魔法にかかり、ドキュメンタリー(事実)ではなく、エンターテインメント(受けを狙った脚色)に満ちた万人受けの作品に出来上がりました。フレディをモデルにした創作物語としての作品賞の受賞はなく、音と映像の技術賞の受賞が多いのがまさにハリウッド・マジックの証です。

今年はクイーンの生演奏だけでなく、ベット・ミドラーやレディー・ガガとブラッドリー・クーパーの熱唱も聞けたすばらしいアカデミー賞の授賞式でした。



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ハワイで孤独死

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15年もすれば日本の人口の3人に1人が高齢者になると言われています。一人暮らしで最期を迎える「孤独死」がこれから増えることが予想されます。

先日愛犬の散歩に出かけると、近所の集合住宅前に見慣れない車が2台止まっていました。映画やテレビ番組でしか見ないような車両です。2台はホノルル警察犯罪捜査班(Crime Scene Unit)と 検死官(Medical Examiner)の車でした。

きっとこの集合住宅で死体が見つかったのでしょう。家族や知人が何度も連絡を取ろうとしても連絡が取れず、あるいは、異臭に気づいた住人が警察に通報したのかもしれません。

高齢社会を迎えるのは日本だけではありません。ハワイでも一人暮らしの人が誰にもみとられることなく、ひっそりと部屋で最期を迎える「孤独死」が珍しくありません。人は誰でもいつか最期を迎えます。自分の最期はどうなるのだろうと考えた散歩でした。


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今週3人目の警官による射殺

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先月29日にカカアコで発生した暴走車に轢かれて歩行者の3人が亡くなった交通事故は避けられたかもしれません。パトカーの追跡を逃れようとした犯人が引き起こした事故は、警官が犯人に発砲していたら大事故を阻止できたかもしれませんでした。

そんなことを想像させるような事件が今週2日続けて発生しています。一昨日の水曜日夕方、ミリラニのウォルマート近くでピックアップトラックのドライバーが警官に射殺されています。ドライバーは万引き犯でした。

万引きの容疑で警察に止められた26歳のドライバーは、パトカーから降りて近づく警官を振り切り、身の危険を感じた警官が正当防衛で犯人に発砲しました。車は90mほど暴走して街路樹にぶつかって止まりました。犯人は死亡、同乗者の男女は事故によるケガで重傷です。

昨日はカカアコの車の修理工場でもめた37歳の男が脅してピストルを発砲し、ガソリンに火をつけて逃走しました。一人が軽い火傷を負っています。2時間後にワイケレの自宅前の車内にいる男が発見されました。男は警官の説得にも応じず、ピストルを発砲しようとしたので、その場で警官が発砲しています。男は重傷です。

祭日だった月曜日の夜には、州議会議事堂(Hawaii State Capitol)の敷地にいた28歳の酔っ払いの男が警官に射殺されています。男は警官の命令に従わず、警官が身の危険を感じて発砲した正当防衛です。

銃社会のアメリカでは、一般市民に危険をもたらす可能性を秘めた人間には警官の容赦ない発砲が認められています。発砲しなければ、一般市民どころか警官の身の安全にもかかわります。1ヶ月前のカカアコで大事故が起こる前に、無理にでも発砲して犯人の車を止めていたならば、罪のない3人の尊い命が失われずに済んだと思うと残念でなりません。


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フォート・ストリートモール(ダウンタウン)

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ホノルル港のアロハタワーから山側に続く一直線の道があります。かつてはハワイで一番の賑わいのある道路でした。ホノルル港に入港した世界からの客船から降り立つ人々が目にするホノルルの街がそこにありました。

アロハタワーから山側に歩いて行くと、フォート・ストリートとクイーン・ストリートの角の公園には今も大砲台があります。カメハメハ一世の時代に、ホノルル港を守るためのフォート(要塞)があったのです。フォートストリートの名前の由来です。

1959年にアラモアナSCがオープンする前は、フォート・ストリーはいくつもの百貨店や大型店のある商店街でした。周辺には劇場や映画館が6つもある繁華街でした。今も残るのは1922年に建てられたハワイシアターだけです。

車の往来も激しいダウンタウン一の通りだったのが、アラモアナSCがオープンすると街並みが変って行きます。1968年、ホノルル市はフォートストリートを車両通行禁止の歩行者専用の道路のフォート・ストリート・モールに変えてしまいました。

ハワイでも古い通りの一つとして栄えたフォート・ストリートを歩くと、その面影を見ることができます。足元のマンホールを見ると、1900が刻まれた100年以上も古いマンホールを見つけることもできます。リバティハウス(百貨店)の空間は今はウォルマートに変りましたが、私はこの古いフォート・ストリート・モールを歩くのが好きです。

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ハワイを発見したキャプテンクック

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コナ空港からハイウェイ11号線を22マイル(35km)南下すれば高台にあるコーヒーシャックに行ける。スピードを出してドライブしているとうっかり通り過ぎてしまうほど目立たないレストランだ。

料理が格別うまい訳でも、ウェイトレスのお姉さんが特別べっぴんという訳でもない。1400フィート(およそ424m)の高台にあるレストランからケアラケクア湾を望む風景が世界に誇れる息を呑むような絶景なのだ。

この一帯はキャプテン・クックと呼ばれる地域で、そのレストランから見える切り立った断崖に囲まれたケアラケクア湾にはキャプテン・クックの白い記念碑が建っている。

18世紀の英国で一介の水平から英国海軍の勅任艦長 になったジェームス・クック(キャプテン・クック)は、三度も大航海を成し遂げ世界を巡っている。西洋人として始めて1778年ハワイ諸島を発見したキャプテン・クックは、翌年ハワイ島ケアラケクア湾で先住民に殺害された。

1978年ジェームス・クックのハワイ発見200年を記念して製造発売されたロイヤル・コペーハーゲンの記念絵皿(デンマーク製)を、カリヒのセイバーズで見つけた。キャプテン・クックが殺害されのはちょうど240年前の先週2月14日だった。キャプテン・クックは、1779年2月14日50歳の若さで亡くなっている。



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ダイヤモンドヘッド?

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ハイウェイ・ワン(H1)を西からワイキキ方面に向かってドライブして、ビショップミュージアム脇を通り過ぎたあたりで真正面に小高い山が見える。右にはダウンタウンの高層ビルが林立している。

姿かたちからワイキキのダイヤモンドヘッドかと思ってしまう人がいる。よく見るとダイヤモンドヘッドほど高くないし、かたちも違う。誰もが一瞬ダイヤモンドヘッドだと勘違いするのはパンチボウルだ。

アメリカの兵士を慰霊する国立墓地があるパンチボウルとダイヤモンドヘッドは、どちらも噴火口の跡なので姿かたちが似ているのも不思議はない。どちらも噴火口跡だと知っている人は多くはない。

今日のトップの画像を見てダイヤモンドヘッドだと思った人もいることだろう。ホノルル・ダウンタウンから山側に登って行ったパシフィックハイツから見ると、これはダイヤモンドヘッドと言ってもおかしくない。



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コナイン(ハワイ島)にて

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ワイキキでは古いものがどんどん壊されている。ハワイらしいものがどんどんなくなっていく姿を見るのは寂しい。開発はワイキキだけに止まらず、きっとこのハワイ島にも開発の波が押し寄せるはずだ。

1928年ハワイ島のコナ海岸沿いに2階建てで20室のホテル「コナ・イン」が建設された。ハワイがまだ州になっていない40年代、50年代は本土の有名人たちが長期滞在する社交の場所でもあった。

今も1階で営業しているレストランの壁に飾られた数々の古い写真から、その当時の面影を知ることができる。開放的なレストランのテーブルに着いくと、爽やかなそよ風が肌をなで静かな波の音が聞こえてくる。40年代の人たちがここに集った理由がわかる気がする。

すでに年金をもらっていそうな年配のウェイトレスがゆっくりテーブル間を歩く。この空間で急ぐ必要がないのは、特別に時間がゆっくり過ぎるのだからだろう。ワイキキでは味わえない空間が、確かにここには存在する。

ホテルは老朽が進み、閉鎖されてすでに20年以上になる。ホテルから臨む夕日の風景は変らなくても、時代は着実に変化している。この空間に醜いコンクリートの塊を建てる愚行だけは避けてほしいものだ。


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プロフィール

tigger

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