インターネット通販のアマゾンが自然食品スーパーマーケットチェーンのホールフーズ(Whole Foods)を買収しました。アマゾンによる企業買収としては過去最大のものになります。ホールフーズの買収が今週28日に完了しました。
世界に大きな転換期がやって来ています。ホールフーズは既存店売上高が7四半期連続で減少するなど業績が低迷していました。買収によって、アマゾンは初めて生鮮食品などを販売する実店舗を持つことになります。
アマゾンはホールフーズを傘下企業とした初日に早くも値下げを開始しています。人気のオーガニックの自然食品を値下げしています。対象商品は、バナナやアボカド、卵、サーモン、牛肉、レタス、リンゴなど十数種以上にわたります。値下げ品目はこれらだけにとどまらず、これからも品目が増えていくようです。
オアフ島カハラのホールフーズでもアマゾンの買収初日から値下げが始まっています。今まで1ポンド1ドルだったオーガニックのバナナが69セントになっています。チャイナタウンのバナナよりも安くなっています。ローカルのどの食品マーケットよりも安くなっています。
アマゾンは値下げによって新たな顧客を増やし、減少する売上高の上昇を見据えています。値上げが続くハワイの物価高に悩む私たち消費者にはうれしいアマゾンの商戦です。今までのちょっと澄ました割高感のあったホールフーズが、庶民の懐にやさしい食料品スーパーになっていくのでしょうか。
*アメリカ合衆国の人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックよろしくお願いいたします。
アメリカ合衆国(海外生活・情報) ブログランキングへ