知り合いの日系三世の年配の女性が美味しいサイミンを食べに連れて行ってもらった。彼女はもちろんハワイ生まれの日系人。場所はニミッツ・ハイウェイ沿いにある「タナカ・サイミン」。
彼女も私もあまりお腹が空いていなく、かるくサイミンを食べることにした。私はスモールサイズのスタンダードなサイミンと稲荷ずしをオーダー。まずテーブルにサイミンが運ばれてきた。サイミンには辛子(マスタード)の乗った小皿が付いてきました。
目の前の彼女を見ると、すぐに辛子の小皿にアロハ醤油を注いでいます。辛子を醤油で溶かして付けソースの出来上がりです。サイミンの中の具をこの辛子醤油ソースに付けて食べます。私は辛子が苦手なので手をつけません。ローカルの人たちがどのようにローカルフードを食べるのを観察するのは興味が尽きません。彼女はナルトが苦手だからと私のサイミンにナルトの一切れを乗せてくれました。
サイミンに遅れて私の稲荷寿司がすぐに運ばれてきました。ソフトアイスクリームのコーンを伏せたような円錐状の稲荷を始めて見ました。酢ご飯はかなりベトベトしていましが、サイミンとの組み合わせが妙に合っています。
サイミンと稲荷を美味しくいただきました。彼女はおしゃべりに夢中で、箸があまり進みません。サイミンのボールにはまだ半分以上のサイミンが残っています。私が料理を完食すると、サーバーが私の食器を下げに来ました。サーバーに目の前の彼女は、残ったサイミンを持ち帰るからと告げました。
「えっ、食べ残したサイミンを持ち帰り?」
東から太陽が昇るように彼女もサーバーも何事もなかったような顔をしています。食べ残しを持ち帰る習慣のない日本人からすれば、熱い汁物の麺類の食べ残しを持ち帰るのはびっくりです。カップ麺の容器のような入物を持って、日系三世の彼女はタナカサイミンを後にしました。
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