FullSizeRender

8月8日のラハイナの大火災から1か月が経とうとしている。まだ多くの身元の分からない人たちが遺体安置所に横たわり、行方不明者数が多いのが災害の異常性を示している。ただの自然災害とは思えない犠牲者の数だ。ラハイナの町は復興に向けて少しずつ前に進もうとしている。

画像はラハイナ近郊に住む知人が8月10日午後2時半過ぎに撮った樹齢が150年と言われるラハイナの象徴であるバニアンの木だ。強風にあおられ吹き付ける強大な炎にバニアンの巨木が黒焦げになった姿が痛々しい。大火災の数日後から、地元ボランティアや関係者が何時間も水を与えたり、根起こしなどをして再生を試みた結果、根に新たな芽が吹きだし始めたのが先週確認された。

バニアンの木はラハイナの象徴であり、多くの人の記憶に永遠に残る象徴だ。従来の姿とは違ってもバニアンの木に宿る魂までも焼け尽くされたわけではなかった。想像もできない熱さに耐えバニアンの木霊は生き抜いた。多くの人の人生を黙って見つめてきたバニアンの木霊は、これからのラハイナの復興を温かく見守ってくれるだろう。


FullSizeRender


2つのランキングに参加しています。
クリック応援よろしくお願いいたします。
にほんブログ村 海外生活ブログ ハワイ情報へ
にほんブログ村


アメリカ合衆国(海外生活・情報) ブログランキングへ




line-52