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ハワイは、この数年の物価の上昇に驚かされてきた。そして、今回のラハイナ大火災でハワイ経済がどうなっていくのか多くの州民が将来に大きな不安を抱いている。

ライオンコーヒーと言えば、ローカルが気軽に購入できる地元のコーヒーだ。このブログを始めた10年ちょっと前には、1パック5ドルでお釣りがくる価格で買えた。新聞広告のクーポンを使えば、1パック2.99で購入できたのを覚えている。そんなにも前のことではない。

ワイキキのABCストアでライオンコーヒーが11.99ドルで売られてみるのを見て、ついにここまで来たのかと驚いてしまった。この数年の物価高は異常だ。ハワイの物価高で多くの人が、安い土地を求め本土に移っている。

ハワイは1992年のハリケーン・イニキ以来、ハワイは自然災害がほとんどなく、火災保険や住宅保険の支払いも少なく保険会社にとって収益の出せる州だった。今回の大火災で保険会社は、莫大な保険金を支払う必要があるだろう。その結果、保険会社はハワイの保険料を見直す必要ができてきた。

ラハイナが復興しても、今まで通りの安い保険料はなくなり、新たに高額な保険料となるだろう。何年かして街が復興しても、周りの環境は依然と大きく変わるに違いない。長くラハイナに住んでいた人々が、物価が安く暮らしやすい土地を求めて移動することは自然なことだ。


物価は下がってほしいが、下がってほしくない物もある。大火災後、ハワイ州で発行している有価証券が大きく下落した。有価証券は、ハワイ州やホノルル市が道路、橋、学校などのインフラプロジェクトのために資金を調達するものだ。もちろんホノルル鉄道建設にも使われている。

ラハイナ大火災がハワイ経済に及ぼす影響は、今の時点では明確にできないが、電気料金や税金の上昇など大きなものになりそうだ。これから、どんなハワイになっていくのだろうか?ラハイナ大火災は、アメリカ史で最大の災害として語り継がれることになるだろう。



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