20131112 079

金利の上昇と高インフレが、ハワイに住む人々の家計を圧迫している。ハワイでは4月の破産件数が今年の月間最高値を記録した。ハワイ地区連邦破産裁判所のデータによると、先月の申請件数が、前年同期から29%増加し、2022年の同時期と比べて件数が増加した。

安い缶詰肉のスパムやラーメンを食べて、生計を立てるために2、3の仕事を掛け持ちしなければならない人々はハワイでは珍しくない。物の価格や家賃は上がっているのに給料は上がっていない人々が少なくないのだ。

金利上昇により変動クレジットカードや住宅ローンの支払いが増加し、その結果多くの消費債務者が家計のやりくりに苦慮している。昨年末時点で、1,800万人以上のアメリカ人がクレジットカードの支払いを滞納していた。クレジットカードの負債は過去20年で最も急速に増加している。

消費者はコロナ禍に借金を積み上げ、現在は請求の支払いに四苦八苦している。 最近の調査によると、昨年末のハワイの平均クレジットカード負債額は8,556ドルで、ハワイは1人当たりのクレジットカード負債額が全米で7位となっている。全米平均の5,805ドルをはるかに上回っている。

全米一と言われる物価高のハワイは、生活費が高くて賃金がインフレに追いついていない。世帯収入の低い人々や40代、50代の働き盛りの人たちがクレジットカードを使用して、その負債がますます増加しているのがハワイの現状だ。ハワイから離れていく人が増えているのも納得だ。


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